仙丈ケ岳(日帰り)ルートガイド
南アルプスの女王として名高い『仙丈ケ岳』
雷鳥を見かけることも多く、色とりどりの花々やカールなど見所も多い。緑の絨毯がよく似合う女王の名に相応しい流麗な山。
小仙丈までは平坦な道も少なく、ひたすら登り続けるので地味に体力が削られるが、七合目あたりから遠景が楽しめ、次第に足取りも軽くなる。
山へのアクセスはふもとの無料駐車場からバス一本で登山口となる北沢峠へ行ける。バスの最終時刻に注意して、体力に自信のない方は必ず始発に乗るようにしよう。ちなみに今回は日帰り登山です。
基本情報
山域 | 山 | 標高 | ルート | 登山日 |
南アルプス | 仙丈ケ岳 | 3033m | 北沢峠⇒馬の背 | 7月11日 |
危険度 | 体力 | 展望 | レベル | 時間 |
☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | 中級 | 7時間30分 |
駐車場 | 最寄IC | 最寄駅 | 近隣の温泉 |
仙流荘付近 | 中央道 伊那 | JR飯田線 伊那北 | 仙流荘 |
駐車場
駐車場代は、なんと無料!!そして、350台は停められるのでそれなりに余裕があります。
更衣室やトイレなど完備で非常に恵まれた環境です。
ルート(コースタイム)
バス出発(5:50)→北沢峠到着(6:40)→北沢峠出発(7:00)→五合目(8:10)→小仙丈(9:30)→仙丈ケ岳(10:45)→休憩(11:20)→仙丈小屋(11:45)→馬の背ヒュッテ(12:30)→五合目(13:00)→北沢峠(14:30)
レポート
無料駐車場は、とても広いので早朝でも少しは空きがありそうです。
バスチケット売り場は駐車場のすぐそばにある建物で、すぐわかります。乗り場でもあります。
登山届けもここで書けちゃいます。
なんと自動発券機なので、予めお金を用意しておきましょう。往復で 2,440円だったかな。
トイレも完備!すごく手入れが行き届いていて綺麗でした。しかも、便座は温かい。
バス乗り場の並ぶところにMAPがあるので、一応、見ておきましょう。
土日の朝はバスをドンドン出してくれます。9台くらい連続で発車してくれます。この9台に乗れないと・・・かなりの待ちに・・・。
バスに乗って目を閉じると・・・Zzzz... もう北沢峠!(笑
こちらにも綺麗なトイレがあります。
トイレの脇のこの看板から仙丈ケ岳への道がはじまります。
うおおおお!!いいですねぇ。この山らしい感じ!
あっと言う間に一合目!
銀竜草を発見!腐生植物といって種子植物なんだけど、自分で光合成する力を持っていません。色からしてわかるように葉緑体をもっていません。自ら有機物を直接摂取するわけでもなく、菌類に依存し共生している不思議な植物。
しんどくなってきたところで、ようやく五合目。地味にキツイ。
おおお!遠景が綺麗になってきたぞ。
あのカーブの綺麗な緑のドームは・・・まさか!!・・・頂上!?
と、思わせぶりなフォルムをしているので有名な小仙丈(笑
富士山もよく見える。あのカタチ。どこからでも一目でわかるね。
小仙丈ケ岳に到着!!ここまで来るともう世界が広い!!
いい天気だーーっ
ふむふむ、仙丈ケ岳はあっちね。では、参りましょう。
でたーー!この美しいカール!!仙丈ケ岳にきた実感が重い足を進める力になります。
もうすぐだぞ。がんばれ!
色とりどりの小さな花も綺麗。
仙丈ケ岳に到着!!
広大な景色を見ながらご飯を食べます。写真を撮り忘れたけど、雷鳥もいましたよ。
さて、しっかり休憩もしたし、出発です。
仙丈小屋でトイレ休憩です。100円。 ビールも売ってるし、テーブルや自炊場もあるので、頂上ではなくここで休憩をとっている人も多かったです。
キンキンに冷たい水場アリ。
さて、馬の背方面から帰ります。
しっかり休憩をとった後なので馬の背ヒュッテは通り過ぎます。
真夏なのに雪渓が。ちなみにここは迷いポイントです。雪解け水の川を渡ります。この先はいくつも川を渡りますので土のある場所だけがルートだと思い込んでしまうと道迷いします。
避難小屋の藪沢小屋です。
そして、五合目に合流!!あとは行きと同じ道で北沢峠まで下るだけ。
「あなたは 美しい山を守る人 汚れた山を作る人 空缶・ゴミ・良心は 持ち帰ってね」 と書いてあります。
皆の心遣いで美しい山が残っていることに感謝して帰ります。
また来るよ。
ルートのご質問などは、お気軽にどうぞ。