登山の行動食は何を食べていますか?
ナッツやドライフルーツ、ウィダーインゼリー、チョコレート、カロリーメイト
という方も多いのではないでしょうか。
実は、これらはあまり栄養バランスが良くありません。
とはいっても、山だし栄養バランスなんて求めない。という人も多いでしょう。
残念ながら、それはもう昔の話です。
より楽しく、安全に登るには肉体的にも精神的にも栄養が大きく影響します。
そしてその栄養は、今や手軽で効率的にとることができるのです。
今回は、病院で目的にあわせた栄養指導をしたり、入院患者さんの症状や身体にあわせて食事を考える病院の栄養科の科長さんと、さまざまな物質の身体に与える影響を熟知した薬剤師さんにオススメの行動食を考えて頂きました。
と、その前に行動食について考えてみたいと思います。
行動食に求められる要素
・総合的な栄養バランス
・かさばらず軽量であること
・日持ちすること
総合的な栄養バランス
人間の身体を正常に機能させるには、
エネルギーだけではなく、たんぱく質、ナトリウム、カリウム、亜鉛、ビタミン、たくさんの栄養が必要です。
確かに短期間の話しですのでエネルギーさえ補充できれば、なんとかなります。
しかし、登山後の疲労回復に非常に大きな差がでます。
また、気がつかないだけで血圧や内臓の機能、集中力や精神面など様々な影響があります。
より元気に気分良く登れた方がいいですから、しっかり取るに越したことはありません。
かさばらず軽量であること
山で軽量であるということは、より自然体に近い姿であると言えます。
山の用品で50g軽いモノにウン千円の差が出たりするのは、
それだけ軽量化にメリットがあるということです。
また、ザックの中にはたくさんのモノを詰めるので、
まとまり良く収納できるモノだと便利です。
日持ちすること
せっかくの素晴らしい行動食でも、日持ちしなければ意味がありません。
何より山で食アタリなんて目もあてられません。
栄養科長オススメの行動食はコレだ!
医療の現場でのスタンダードとも言えるほどの栄養バランスを誇るそうで、ビタミンやミネラルは当然ながらその他にも沢山の栄養が含まれており総合的な栄養バランスが非常に素晴らしいのだそうです。
サイズも125mlと非常に小さく、たったのこれだけの容量でこれほどの栄養を備えたモノは他にないそうです。
またナッツ類などと違い液体なので摂取時の身体への負担が少なく、同時に水分補給もできます。
ウィダーインゼリーと比較するとウィダーインゼリーは180mlで180kcal(おにぎり一個分)ですが
メイバランスはたったの125mlで200kcalもあります。
またウィダーインゼリーは三大栄養素のたんぱく質、脂質がゼロですが、メイバランスは同量牛乳の1.7倍にあたる7.5gもたんぱく質を含んでおり、脂質も適度に含んでいます。つまり身体の機能を維持しつつ疲労回復をサポートしつつ筋力アップの効果もあります。
いま、注目のアミノ酸ロイシンが含まれており、登山後の疲労回復や筋力アップに効果的だそうで、
行動食というよりは登山後のリカバリーや縦走時に疲れを持ち越さないような目的にオススメだそうです。
敏腕薬剤師オススメの行動食はコレだ!
なんと、栄養科長と一緒でした。
ほとんどご飯が食べられず痩せてしまった老人の体重が戻るほどの栄養があり、
食べ物を上手に摂取できない人が使用することも多いそうです。
また、なかなか山では摂取しにくいカリウムが含まれている為、
高山病予防薬のダイアモックスを使用すると不足してしまうカリウムを補給することができます。
メイバランスにアルギニンを配合したもので、
アルギニンというのは、最近では手術の前後に服用する為、手術をした人ならご存知かもしれませんが傷の回復を早めたり疲労の回復を早めたり、血液の循環をよくする効果があり、登山後や縦走時に疲れを持ち越さないための回復で効果を発揮します。
まとめ
現状ではメイバランスmini が最強。
私はネットでまとめて買って、登山だけではなく忙しい朝に飲んだりしていますが、
他の栄養補助食品より体調が良く仕事に集中もできる気がします。
さすがはエベレスト最高齢登頂をされた三浦雄一郎さんがCMしているだけありますね(笑
数ヶ月は日持ちしますし、これだけ優れているならば災害時の緊急用食料として備えていてもいいかもしれませんね。