木曽駒ケ岳(日帰り)ルートガイド
中央アルプス最高峰であり、バス、ロープウェイが整備されており山頂までの距離をかなり稼げるので、アルプスの高山で雪を体験するのにおすすめ。ロープウェイを降りた瞬間から千畳敷カールの大絶景が広がり圧倒され、そしてその景色の中を進んでいく。
ゴールデンウィーク中はアイゼンやピッケルは必要だが乗越浄土からは不要。朝から行動すれば時間に余裕があるものの、帰りのロープウェイの時間に注意しよう。またバスやロープウェイで急に高度が上がるため、しっかり呼吸をして景色を楽しみながらゆっくり登ろう。ちなみに今回は日帰り登山です。
基本情報
山域 | 山 | 標高 | ルート | 登山日 |
中央アルプス | 木曽駒ケ岳 | 2956m | 乗越浄土⇒山頂 | 5月3日 |
危険度 | 体力 | 展望 | レベル | 時間 |
☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | 中級 | 4時間40分 |
駐車場 | 最寄IC | 最寄駅 | 近隣の温泉 |
菅の台バスセンター | 中央道 駒ヶ根 | JR飯田線 駒ヶ根 | こぶしの湯 |
駐車場
駐車場代600円で、かなりの台数が停められます。おじさん達が見ていてくれるので安心です。
もし、停められなくても近隣に他に大きな駐車場があります。と言っても春はよほど停められないことはないと思います。夏は夜中に着かないと停められない・・・。
ルート(コースタイム)
菅の台バスセンター出発(8:15)→しらび平駅到着(8:45)→ロープウェイ出発(9:00)→千畳敷駅到着(9:10)→出発(9:40)→乗越浄土(10:50)→中岳(11:30)→駒ケ岳頂上山荘(11:40)→山頂(12:10)→昼食→出発(13:00)→中岳(13:20)→乗越浄土(13:40)→千畳敷駅(14:20)→ロープウェイ出発(14:35)→しらび平駅からバス(14:50)→菅の台バスセンター(15:30)
レポート
駒ケ岳ICを下りてまーっすぐ行くと菅の台バスセンターの大駐車場。おじさんが誘導してくれます。
綺麗なトイレもあります。ただ、ロープウェイを降りた千畳敷駅にもあるので無理に行く必要はないよ。
ここでバス+ロープウェイの往復チケットが 3900円 で買える。さっきの駐車場代と合わせて 4500円なり。
ちなみに、嬉しいクレジットカード支払いOK!
木曽駒ケ岳ロープウェイのお得な割引きチケットは・・・恐らくない。ここには長らく通ったり調べてるけど見たことが無い。
さて、バスに揺られること30分、しらび平駅に到着。ちょっと肌寒い。
ちなみにバスは山道なので立って乗ることは無く、通路の席が埋まれば次発のバスになります。
ロープウェイでドンドコあがるー。
千畳敷駅に着くと、雪崩発生ポイントのマップが黒板に。
とりあえず、駅から出てみると・・・快晴!!
ぷはぁーー!空気がうまい!!
遭難防止対策協会の方が登山届けと装備のチェックをしています。
危険なポイントに入ったりすると拡声器で怒られます(笑
冬期など雪のある時は、駅から出てすぐではなく一度、下ったところがスタート地点になります。
雪の上に立ったらアイゼンを履きます。
この時期だけスキーがやれます。写真の謎の装置は簡易リフト。これが斜面の上と下にありロープをぐるぐる回しています。人はそのロープを掴んで上に引っ張ってもらいます。
さーて、登るぞー!!実際にはなかなかの傾斜です。
あの有名なオットセイ岩に触れちゃう高さです。
途中から雪が解けて夏場の登山道が現れるのでアイゼンを外します。
乗越浄土にとうちゃーく!結構な登り坂続きだったので微妙に疲れてます。
ずっと山の斜面を向いていて、ズバッと視野が広がる。
いやー綺麗だなー。
宝剣山荘を通り越して、むしろ裏をまわって中岳へ。
この裏の切り立った崖が迫力満点。
中岳への看板。もう一つの分岐側には行かないように注意。
コケモモの実。クランベリーやブルーベリーの仲間なので実は食べられるけど酸味が強いのでヨーロッパなんかではジャムとかにする。
ピンクの小さな可愛い花が咲く。
中岳到着!!向こうにはいよいよ木曽駒ケ岳。
そして、御嶽山も綺麗に見えます。
頂上山荘。いまはお休み中。
中岳から勢いでそのままサクッと木曽駒ケ岳山頂へ!
うわああああ!!良い眺め!
360度いろんな景色を楽しめる。
さて、お待ちかねの。お昼ごはん。
スープとカフェオレとーあったかい。うまし。
さて、帰ります。
帰りにふとみつけたクラック。こやつが大きな雪崩の原因になったりする。
帰りに乗越浄土のあたりから見た宝剣岳方面。
帰るのが少し寂しいけど、また来るよ。さらば!!
ルートのご質問などは、お気軽にどうぞ。