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2015-01-19

オススメのワカンの比較と解説をしてみる

オススメのワカンの比較と解説をしてみる

雪山を続けるといつかは出会うラッセル地獄。
膝うえまで雪でズッポリ。足をあげてどうこうなる次元じゃないので雪を踏み固めながら進む。
そんなラッセル地獄から開放してくれるのがワカンだ。

※ラッセルとは 深雪を払いのけたり踏み固めて超しんどい思いをしながら雪道を進むこと

そもそもワカンとは?

ワカンというのは、足の接地面積を大きくすることにより雪でも沈み込まずに歩けるようになるという山の装備である。

由来は西洋カンジキであるスノーシューに対して日本古来のカンジキであることから、和カンジキのことであるとか輪カンジキのことであるとか諸説あるが、恐らく、昔、一般的に田んぼで使っていたカンジキは四角形だった為、雪上で使う円形のカンジキは「輪カンジキ」と言うようになり、それが転じたものと思われる。

ワカンとスノーシューの違い

『ワカン』
・メリット  軽い、安い!サイズも調度良い。斜面に強い。
・デメリット 乾雪の新雪だとズボズボ埋まる。

『スノーシュー』
・メリット  浮力があるのでワカンは沈む場所でも沈まない。
・デメリット 重い。デカイ。高い。急な斜面に弱い。

オススメのワカンと比較

【エキスパートオブジャパン】スノーシューズ(SN4 サイズ:L)
745g 縦44.1cm×横18.2cm 爪高:4.9cm
 王道中の王道。8割くらいの人がこのワカンなんじゃないだろうか・・・。
 正直、これを買えけば間違いない。私も使ってます。
 一番軽いしサイズ的にも扱いやすい。MサイズとLサイズがあり重い人はLを(笑
 ちなみにこっちは歩行しやすいように前後が反っているタイプ。

【エキスパートオブジャパン】スノーシューズ(SN18 サイズ:L)
780g 縦44.1cm×横18.2cm 爪高:4.9cm
 さきほどのSN4とSN18には違いがある。
 それはSN18はフラットタイプで裏返すとアイゼンと併用できるのだ。
 裏返す理由はワカンの爪を使わないようにする為。
 フラットタイプならば裏返したときに SN4 のような前後の反りが邪魔にならない。

【マジックマウンテン】ネイジュ(フラットタイプ)
960g 縦45cm×横19cm 爪高:4.5cm
 重量は重め。でも、なんとコイツは自分で爪を交換できる!
 なのでいつか爪が壊れたときには有効かもしれない。
 あと、見た目がちょっとかっこいい。

【エアモンテ】アルミ スノーシュー(フラットタイプ)
820g 縦42cm×横19.8cm 爪高:不明
 重量もサイズも適度。そして他のワカンよりも爪が丈夫な材質でできており、
 しかも、爪に返しのようなものが付いていて、斜面で踏み込んだときに踏ん張りが効く。
 フラットなので裏返してアイゼンと併用もできる。
 表面も雪が付かないように加工されている。こっち買えばよかった・・・。

まとめ

とりあえず、エキスパートオブジャパンのSN4(女性はMサイズでいいと思う)を買っておけば良いと思います。
というのが、横幅が細めなので歩きやすいのです。そして何より軽い!
もしくは、材質や機能で言えばエアモンテのもかなり魅力的。

意外と店舗での扱いに偏りがあるので、
電話で確認してから行くかネットで買っちゃいましょう。

私は3店舗まわってもエキスパートオブジャパンを扱っていなくてネットで買いましたが、
ワカンくらいだったらネットで十分でした。交通費をかえせーーっ!(笑

次回はワカンの付け方、ワカンとアイゼンを一緒に装備する方法を解説します。

次回記事:【画像モリモリ解説】 ワカンの付け方を解説してみる

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